レット・イット・ビー/ユー・ノウ・マイ・ネーム
Let It Be/You Know My Name (Look up the Number)
(シングル)
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プロデュース:ジョージ・マーティン
Apple Revel 1970.3.6
シングル解説
「サムシング/カム・トゥゲザー」に続き1970年3月6日に発表されたイギリスにおける通算22枚目となるオリジナル・シングル曲。 ビートルズ活動中にリリースされた英国最後のシングル曲である。 全英チャート2位、全米チャート1位を獲得。日本では130万枚以上の売上げを記録し、国内で最も売れたビートルズのシングルとなった。
CDでは2曲とも編集アルバム『パスト・マスターズVol.2』に収録。A面の「レット・イット・ビー」はフィル・スペクターのアレンジでアルバム『レット・イット・ビー』にも収録されている。アルバムはこのシングル発表2ヶ月後に発売された。
NME(英):2位
ビルボード(米):2週連続1位
ポールが作った感動的なバラード調ピアノ弾き語り曲。 70年3月6日に発売された通算22枚目となるイギリスでの最後のシングル曲である。
ジョンはフェンダー6弦ベース、ジョージがフェンダーギター、ポールがピアノ、リンゴがドラム、ビリー・プレストンがハモンドオルガンとフェンダーローズピアノを弾いている。 ポールは最初からこの曲をゴスペル風に仕上げるつもりでいたようで、早くから黒人のプレストンにアドバイスを仰いでいたという。 歌詞に出てくる「マザー・マリア」とは亡き母メアリー・マッカートニーの事で、「let it be(なすがままに)」というフレーズは当時の混乱したグループの状況を吐露しているようだ。
イギリスでは最高位2位であったが、アメリカ・日本では大ヒットを記録、特に我が国では最も売れたビートルズのシングル曲になった。 今では彼らの代表曲であり、“後期ビートルズ”というとこの曲のイメージが強い。 それにしてもリンゴのドラマチックなドラムといい、めちゃくちゃカッコいい曲、演奏である。
アルバム収録バージョンとは異なるジョージ・マーティンによる編曲で、ホーンやオルガンをやや抑え気味、ジョンとジョージのコーラスを全面に出したビートルズ・サウンドらしい出来映えである。 レズリー・スピーカーを通したジョージのギターソロもアルバム盤よりムーディーな雰囲気を強調している。
個人的には2003年の『レット・イット・ビー...ネイキッド』のミックスが一番好き。 悪評も多い『ネイキッド』、でもこの臨場感は感動ものです。
ジョンとポールの2人が作った殆どジョークのような異色作。 シングル「レット・イット・ビー」のB面に収録された。
ナイト・クラブ風イントロからジョンとポールの奇妙な掛け合い「名前を知っているなら、番号を調べろよ」が繰り返される遊び心溢れる作品である。 67年の『マジカル・ミステリー・ツアー』のセッション中にレコーディングされたが、その時点では未完成であった。 その後69年4月30日にジョンとポールのボーカルが録音された。
ジョンはこの曲を気に入っていて「プラスティック・オノ・バンド」名義のシングル曲としてアップルからリリースしようとプレスまでされたが直前に発売中止となった経緯がある。 ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズがサックスで参加している。
この曲の同じテイクのステレオ・ミックスは存在しない。
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