何から聴いたらいいか?
ビーチ・ボーイズの正しい(?)聴き方
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さて、これからビーチ・ボーイズを聴いてみたいと思っている方、ビーチ・ボーイズなら知ってるけど改めて聴き直したいと考えている方、どれから聴くか?は大事である。
聴き方を間違えちゃうとせっかくの出会いも台無しに。素晴らしい音楽と出会えなくなるのは本当にもったいない。
間違っても小生のような失敗はしないように(笑)、と願いつつ。。。
とりあえずざっくり押さえておきたい方
洋楽仲間と話をする上で、とりあえず知ってるよ程度にビーチ・ボーイズを聴いてみたい、と思われる方は、やはりベスト盤がいいと思う。
2003年に出た30曲入りのベスト・アルバム『サウンド・オブ・サマー』(03年)がお勧め。一般的なイメージともギャップはないし、クリアなサウンドで彼らの代表作がバランスよく楽しめるでしょう。
このアルバム、2022年にはデビュー60周年記念版として再登場し、半数以上の曲が新たなステレオ・ミックスとして収録されているので新装盤が超お勧め。←こちら通常版も良いですが、3枚組の拡大版が素晴らしいです2022/10追記
それともう1枚、『サウンド・オブ・サマー』の続篇となる『ザ・ウォームス・オブ・ザ・サン』(2007年)も是非聴いてほしい。 選曲が渋く、陽気な彼らのもう1つの顔を垣間見ることが出来るのだ。途中(9曲目)からしっとりとした内省的な世界が展開されます。
2003年のベスト『サウンド・オブ・サマー』
2007年の続編『ザ・ウォームス・オブ・ザ・サン』
2012年50周年記念ベスト『グレイテスト・ヒッツ』
2012年の記念アルバム『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション ~偉大なる50年~』も最新ヒットやニュー・ミックスが聴けるのでいいかも知れない。
もう少し掘り下げて、重要な曲を年代順に追って聴きたいという方は以下のベスト盤3枚がいいかと。
- 『ビーチ・ボーイズ・グレイテスト・ヒッツ1(1962~1965)』
- 『ビーチ・ボーイズ・グレイテスト・ヒッツ2(1966~1969)』
- 『ビーチ・ボーイズ・グレイテスト・ヒッツ3(ベスト・オブ・ブラザー・イヤーズ)』
いずれも2000年に発売されたビーチ・ボーイズの作品を年代毎に収録したシリーズで、グループの軌跡を早足で網羅するにはうってつけ。 ただ『グレイテスト・ヒッツ1』と『ヒッツ2』は選曲はいいがモノ・ミックスが中心なのがちょっと残念。 また、グレイテスト・ヒッツ3は貴重なシングル・バージョンが聴けるけど、選曲としては『テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー』(81年)の方が良いので、『グレイテスト・ヒッツ1』、『ヒッツ2』、『テン・イヤーズ…』の組み合わせも御一考を。但し『テン・イヤーズ…』は年代順収録ではないのでご注意を。
一通り全作品を聴いてみたい方
一通り全作品を聴いてみたい方、別項のディスコ・グラフィーに記載されたオリジナル・アルバムを発表順に聴いてみるべし。最初の2作品はちょっと入り込みずらいかも知れないが、3作目からはグンとレベル・アップする。
キャピトル時代の作品(1作目の『サーフィン・サファリ』から『ライブ・イン・ロンドン』まで)は、輸入盤だが2作品を1枚にした2in1シリーズがボーナス・トラック付きでお値段的にもお得。 ただ『ペット・サウンズ』だけは是非モノ&ステレオ(12年)をお聴き願いたい。オリジナル・モノ・ミックスのエモーショナル感と新ステレオ・ミックスのダイナミックさが十分に堪能できるので。 それ以外のモノ&ステレオのシリーズも良いが、ボーナス・トラックが入っていない点、ご承知おきを。
それと『クリスマス・アルバム』(65年)は『クリスマス・アルバム[完全版]』(98年)にも全曲含まれているので、最初から深堀りしたい方は『完全版』の方がよいかもしれない。
小生の拙い解説などを読んで興味のあるものから聴く、でも全然ありだと思う。 あまり気乗りしない作品は飛ばしてもいいが、1964年『シャット・ダウン ヴォリューム2』から1971年の『サーフズ・アップ』あたりまでのスタジオ・アルバムは出来れば聴いてほしいです。
もしオリジナル・アルバムを一通り聴いてみてビーチ・ボーイズの音楽が大好きになったなら、『エンドレス・ハーモニー』(1998年)と『ホーソーン,カリフォルニア』(2001年)は聴く価値ありだ。 曲のダブりも殆ど無いのも嬉しいが、知ってる曲でも新たな発見があるハズ!
レアもの満載のサントラ『エンドレス・ハーモニー』
未発表音源集『ホーソーン,カリフォルニア』
ビーチ・ボーイズのオリジナル・アルバムを一通り聴き終わる事で楽しめるのが、新たなリミックス。オリジナルを知った上で聴くニュー・ステレオ・ミックスや別バージョンの破壊力は衝撃的です。。
あと、『サマー・イン・パラダイス』(89年)は自主レーベルだったため、現在では販売中止になっている。なので中古を見つけるしかなく注意だ。
お勧めは?
個人的なイチオシは『ペット・サウンズ・セッションズ』。でもビーチ・ボーイズを初めて聴く人には危険な予感がするので、 センスを疑われる事を覚悟の上で選ぶとすれば、まず以下の3枚を聴いてほしいかな。
- 『リトル・デュース・クーペ』(63年)
- 『オール・サマー・ロング』(64年)
- 『フレンズ』(68年)
『リトル・デュース・クーペ』と『オール・サマー・ロング』はどちらもビーチ・ボーイズの明るさが爆発した秀作。美しいバラードも入っているので、初期の魅力を余すことなく満喫できる。 この2枚がカップリングされた2in1があるので、最初に聴くにはこれが最適だと思う。
『フレンズ』はビーチ・ボーイズの作品の中でも異色作と言われているが、サウンドに込められたエッセンスは70年代の作品にも通じており、この作風が好きなら必ず『ペット・サウンズ』や『サンフラワー』も大好きになるであろうという理由で選んでみた。
新たなステレオ・ミックスを含む『サマー・ラヴ・ソングス』
コンピレーション・アルバムになるが、『サマー・ラヴ・ソングス』(2009年)というラヴ・ソング集も案外最初の1枚としてはいいかも知れない。 選曲が良いのでもっと他の曲も聴いてみたくなる、そんなアルバムだ。
興味を持った方はディスコ・グラフィーでご確認を。
注意事項
次の方はビーチ・ボーイズに失望する危険があります。
- ビーチ・ボーイズにカッコ良さを求めている方
- ハッピー・エンドを期待している方
- フジテレビのドラマ『ビーチボーイズ』と勘違いされている方
ヒント
ブライアン・ウィルソンは音楽に魅せられた永遠の音楽青年です。
純粋に音楽だけに打ち込んだという点では他の誰にも負けません。
ロックンロールも好きですが、ジョージ・ガーシュインやバート・バカラックも大好きなので、彼の音楽にはジャンルがありません。
音楽以外のことは無頓着なので見た目も気にしません。
ビーチ・ボーイズ・ファンはそんな彼を理解しているし、応援もしているのです。
収録曲のご紹介
サウンド・オブ・サマー/ザ・ベリー・ベスト・オブ・ザ・ビーチ・ボーイズ(2022年デビュー60周年記念版デラックスエディション[DISC2])
- オール・サマー・ロング(2012ステレオ・ミックス)
- グッド・トゥ・マイ・ベイビー(2012ステレオ・ミックス)
- ディス・ホウル・ワールド
- オール・アイ・ウォナ・ドゥ
- ディズニー・ガールズ
- キス・ミー・ベイビー(2012ステレオ・ミックス)
- 風を吹かせろ(2017ステレオ・ミックス)
- フォーエバー
- セイル・オン・セイラー
- ロング・プロミスト・ロード
- コットン・フィールズ(2020ステレオ・ミックス)
- ポム・ポム・プレイ・ガール
- ウィンド・チャイムズ(スマイル・バージョン)(2020ステレオ・ミックス)
- アイ・ウェント・トゥ・スリープ
- ファーマーズ・ドーター*
- レット・アス・ゴー・オン・ディス・ウェイ(2021ミックス*)
- ユー・ニード・ア・メス・オブ・ヘルプ・トゥ・スタンド・アローン(2021ミックス*)
- ザ・ナイト・ワズ・ソー・ヤング
- マーセラ(2021ミックス*)
- 素敵な君(2012ステレオ・ミックス)
- うれしくないかい(2017ステレオ・ミックス)
- ベイビー・ブルー(2021ミックス*)
- イッツ・アバウト・タイム
- ドゥ・ユー・ライク・ワームズ(ロール・プリマス・ロック)(2021ステレオ・ミックス*)
- サーフズ・アップ
2022年発売のデビュー60周年記念版デラックスエディションのDISC2。12-16、18、21、23、24などあまりベスト盤には入らないような曲もあり、選曲は少し新鮮。
6曲が新たなステレオ・ミックス(*)、15は初めてのステレオ化。
サウンド・オブ・サマー/ザ・ベリー・ベスト・オブ・ザ・ビーチ・ボーイズ(2022年デビュー60周年記念版デラックスエディション[DISC3])
- アド・サム・ミュージック・トゥ・ユア・デイ
- イッツ・OK(オルタネイト・ミックス)
- ゴーイン・オン
- サン・ミゲル(2021ミックス)
- 太陽あびて(2013ステレオ・ミックス*)
- エヴリワンズ・イン・ラヴ・ウィズ・ユー
- オール・ディス・イズ・ザット
- カリフォルニア・サーガ/カリフォルニア
- フィール・フロウズ
- ウェンディ(2013ステレオ・ミックス*)
- ガール・ドント・テル・ミー(2012ステレオ・ミックス)
- レット・ヒム・ラン・ワイルド(2007ステレオ・ミックス)
- オール・アイ・ウォント・トゥ・ドゥ(オルタネイト・テイク)(2021ミックス*)
- スージー・シンシナティ(2021ミックス)
- ヴェジタブル(2012ステレオ・ミックス)
- タイム・トゥ・ゲット・アローン
- ホエア・アイ・ビロング
- 駄目な僕(1996ステレオ・ミックス)
- リトル・バード
- ティル・アイ・ダイ
- (ウドゥント・イット・ビー・ナイス・トゥ)リヴ・アゲイン(2019ミックス)
- フレンズ
- デヴォーテッド・トゥ・ユー(アンプラグド・バージョン)(2015ステレオ・ミックス)
- キャント・ウェイト・トゥ・ロング(2021ミックス*)
- カリフォルニア・フィーリン(2021ミックス)
2022年発売のデビュー60周年記念版デラックスエディションのDISC3。選曲がなかなか渋い。結構好きです。
初めてビーチ・ボーイズを聴く人にとって、通常版もいいけどこの3枚組デラックスエディション、小生おすすめです。
ウォーム・オブ・ザ・サン/ザ・ベリー・ベスト・オブ・ザ・ビーチ・ボーイズVol2(2007年)
- オール・サマー・ロング(2007ステレオ・ミックス)
- キャッチ・ア・ウェイヴ
- 夢のハワイ
- リトル・ホンダ
- 409 (モノ)
- イッツ・OK
- 素敵な君(2007ステレオ・ミックス)
- あの娘にキッス(2007ステレオ・ミックス)
- キス・ミー・ベイビー(2000ステレオ・ミックス)
- プリーズ・レット・ミー・ワンダー(2007ステレオ・ミックス)
- レット・ヒム・ラン・ワイルド(2007ステレオ・ミックス)
- リトル・ガール(モノ)
- ウェンディ(2007ステレオ・ミックス)
- ディズニー・ガール(1957)
- フォーエバー
- フレンズ
- ブレイク・アウェイ(2001別バージョン)
- 恋はくせもの(モノ シングルバーション)
- サーフズ・アップ
- フィール・フロウズ
- オール・ディス・イズ・ザット
- ティル・アイ・ダイ
- セイル・オン・セイラー
- クール・クール・ウォーター(シングルバーション)
- ドント・ゴー・ニアー・ザ・ウォーター
- カリフォルニア・サーガ/カリフォルニア
- 夢のカリフォルニア
- 太陽あびて(モノ)
2007年5月に発売された『サウンド・オブ・サマー』の続編。選曲が非常によろしい。
1、7、8、10、11、13は初登場のステレオ・ミックス。 特に10はこのアルバムか『U.S.シングル・コレクション(1962-1965)』でしか聴けない非常に素晴らしいミキシングだ。 (現在スタンダードのマーク・リネット氏のミックスはどうも好きになれない)
グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション ~偉大なる50年~(2012年)
[Disc 1]- カリフォルニア・ガールズ(2002ステレオ・ミックス)
- 恋のリバイバル(モノ シングルバージョン)
- サーフィン・サファリ(モノ)
- キャッチ・ア・ウェイヴ
- リトル・ホンダ
- サーフィン・U.S.A.
- サーファー・ガール
- ドント・ウォリー・ベイビー(2009ステレオ・ミックス)
- リトル・デュース・クーペ
- シャット・ダウン
- アイ・ゲット・アラウンド(モノ)
- 太陽あびて
- プリーズ・レット・ミー・ワンダー(2009ステレオ・ミックス)
- ウェンディ(2007ステレオ・ミックス)
- ゲッチャ・バック
- リトル・ガール(モノ)
- パンチで行こう(2012ステレオ・ミックス)
- イッツ・OK
- ダンス・ダンス・ダンス(2008ステレオ・ミックス)
- 踊ろよ、ベイビー(2012ステレオ・ミックス)
- ロックン・ロール・ミュージック
- バーバラ・アン(2012ステレオ・ミックス)
- オール・サマー・ロング(2007ステレオ・ミックス)
- ヘルプ・ミー・ロンダ(モノ シングルバージョン)
- ファン・ファン・ファン(モノ シングルバージョン)
- ビー・トゥルー・トゥ・ユア・スクール (モノ シングルバージョン)
- ココモ
- 素敵な君(2007ステレオ・ミックス)
- ワイルド・ハニー(2012ステレオ・ミックス)
- ダーリン(2012ステレオ・ミックス)
- イン・マイ・ルーム
- オール・ディス・イズ・ザット
- ディス・ホウル・ワールド
- アド・サム・ミュージック・トゥ・ユア・デイ
- コットン・フィールズ(2001ステレオ・ミックス シングルバージョン)
- 駄目な僕(1996ステレオ・ミックス)
- セイル・オン・セイラー
- サーフズ・アップ
- フレンズ
- 英雄と悪漢(2012ステレオ・ミックス)
- アイ・キャン・ヒア・ミュージック
- グッド・タイミン
- カリフォルニア・サーガ/カリフォルニア
- 今がその時(シングル・ヴァージョン)
- キス・ミー・ベイビー(2000ステレオ・ミックス)
- ゴッド・メイド・ザ・ラジオ~神の創りしラジオ~
- フォーエヴァー
- 神のみぞ知る(1996ステレオ・ミックス)
- スループ・ジョン・B(1996ステレオ・ミックス)
- 素敵じゃないか(2001ステレオ・ミックス)
- グッド・ヴァイブレーション(モノ)
2012年9月、デビュー50周年のベスト盤。[Disc1]17、20、22、[Disc2]3、4、14が初登場ステレオ・ミックス。 デラックス・エディションの他、通常1CD版もあるが、2CDが断然お勧め。
グレイテスト・ヒッツ1(1962~1965)(2001年)
- サーフィン・サファリ(モノ)
- 409(モノ)
- サーフィン(モノ)
- サーフィン・U.S.A.
- シャット・ダウン
- サーファー・ガール
- リトル・デュース・クーペ
- イン・マイ・ルーム
- ビー・トゥルー・トゥ・ユア・スクール(モノ シングルバージョン)
- チェリー・チェリー・クーペ
- スピリット・オブ・アメリカ
- ファン・ファン・ファン(モノ)
- 恋はくせもの(モノ)
- ドント・ウォリー・ベイビー(モノ)
- 太陽あびて
- アイ・ゲット・アラウンド(モノ)
- オール・サマー・ロング(モノ)
- リトル・ホンダ
- 浜辺の乙女
- ダンス・ダンス・ダンス(モノ)
- 踊ろよ、ベイビー(モノ)
- 知ってるあの娘(モノ)
- プリーズ・レット・ミー・ワンダー(モノ)
- キス・ミー・ベイビー(モノ)
- ヘルプ・ミー・ロンダ(モノ シングルバージョン)
- カリフォルニア・ガールズ(モノ)
- ガール・ドント・テル・ミー(モノ)
- リトル・ガール・アイ・ワンス・ニュー(モノ)
- ゼアズ・ノー・アザー(モノ)
- バーバラ・アン(モノ)
2001年6月発売の日本編集の60年代前半のベスト盤。 デビューアルバム『サーフィン・サファリ』から『ビーチ・ボーイズ・パーティ!』まで、ビーチ・ボーイズの初期から中期の代表曲を時系列に網羅しているので入門編にうってつけ。
グレイテスト・ヒッツ2(1966~1969)(2001年)
[Disc 1]- 素敵じゃないか(モノ)
- 僕を信じて(モノ)
- ドント・トーク(モノ)
- スループ・ジョン・B(モノ)
- 神のみぞ知る(モノ)
- 駄目な僕(モノ)
- キャロライン・ノー(モノ シングルバージョン)
- グッド・ヴァイブレーション(モノ)
- 英雄と悪漢(モノ)
- ユーアー・ウェルカム(モノ)
- ゲッティン・ハングリー(モノ)
- 心には春がいっぱい(リハーサル)
- ワイルド・ハニー(モノ)
- 愛するあの娘に(モノ)
- ダーリン(モノ)
- ヒア・カムズ・ザ・ナイト(モノ)
- フレンズ
- ビー・ヒア・イン・ザ・モーニング
- 世界よ目をさませ
- ビジー・ドゥーイン・ナッシン
- 恋のリバイバル(モノ シングルバージョン)
- 青空のブルーバード(別バージョン)
- アイ・キャン・ヒア・ミュージック
- オール・アイ・ウォント・トゥ・ドゥ
- コットンフィールズ
- タイム・トゥ・ゲット・アローン
- セレブレイト・ザ・ニュース
- ブレイク・アウェイ
2001年6月発売の日本編集の60年代後半のベスト盤。 『ペット・サウンズ』から69年のシングル「ブレイク・アウェイ」までの中期の主要曲を年代順の網羅。
グレイテスト・ヒッツ3(1970~1986)(2000年)
- アド・サム・ミュージック・トゥ・ユア・デイ
- スージー・シンシナティ
- ディス・ホウル・ワールド
- ティアーズ・イン・ザ・モーニング
- ロング・プロミスト・ロード
- ティル・アイ・ダイ
- サーフズ・アップ
- マーセラ
- セイル・オン・セイラー
- ザ・トレイダー
- カリフォルニア・サーガ/カリフォルニア(シングルバージョン)
- ロック・アンド・ロール・ミュージック(シングルバージョン)
- イッツ・OK (シングルバージョン)
- ホンキン・ダウン・ザ・ハイウェイ
- ペギー・スー
- ヒア・カムズ・ザ・ナイト(シングルバージョン)
- グッド・タイミン
- 想い出のスマハマ
- ゴーイン・オン
- カム・ゴー・ウィズ・ミー
- ゲッチャ・バック
- 夢のカリフォルニア
2000年6月発売のアメリカ編集の70年代から86年までのベスト盤。 ブラザー/リプリーズの『サンフラワー』から86年のベスト盤『Made In U.S.A.』までのビーチボーイズ後期の主要曲を時系列に網羅。
エンドレス・ハーモニー サウンド・トラック(1998年)
[Disc 1]- ソウルフル・オールド・マン・サンシャイン(ライティング・セッション)[未発表]
- ソウルフル・オールド・マン・サンシャイン[未発表]
- ラジオ・コンサート・プロモ1
- メドレー:サーフィン・サファリ/ファン・ファン・ファン/シャット・ダウン/リトル・デュース・クーペ/サーフィンU.S.A.(ライヴ)
- サーファー・ガール(ヴォーカル)
- ヘルプ・ミー・ロンダ(シングルバージョン別テイク)
- キス・ミー・ベイビー(1998ステレオ・ミックス)
- カリフォルニア・ガールズ(1998ステレオ・ミックス)
- グッド・ヴァイブレーション(ライヴ・リハーサル)
- 英雄と悪漢(デモ)
- 英雄と悪漢(ライヴ)
- 神のみぞ知る(ライヴ・リハーサル)
- ラジオ・コンサート・プロモ2
- ダーリン(ライヴ)
- ワンダフル/ドント・ウォーリー、ビル(ライヴ)
- 恋のリバイバル(初期バージョン)
- ブレイク・アウェイ(デモ)
- セイル・プレイン・ソング[未発表]
- ループ・デ・ループ[未発表]
- バーバラ[未発表]
- ティル・アイ・ダイ(別ミックス)
- ロング・プロミスト・ロード(ライヴ)
- オール・アローン[未発表]
- ブライアンズ・バック[未発表]
- エンドレス・ハーモニー
ビーチ・ボーイズの歴史を追ったドキュメンタリー番組のサントラとして1998年に発売されたコレクターズ・アイテム。 初心者向きとは言えないが、ファンなら是非聴いてほしい1枚だ。 15以外はすべてこのアルバムで初披露というレアっぷり!!
未発表曲2、20、23は絶品だし、6、16の別テイクも聴きどころ。何より10を聴いた時の衝撃は今でも忘れられない。 但し、2000年再発時、4、5、7、8、14、16のミックスが差し替えられたのでこれらは98年版でしか聴くことができないものになってしまった。 特に8のミックスは断然98年版の方が良いので非常に残念…。 現在配信されているのは2000年版(2002年に微調整)だが、もし98年版(ドラムが中央です)を見つけたら是非聴いてほしい。
追伸。「カリフォルニア・ガールズ」や「プリーズ・レット・ミー・ワンダー」など複数のステレオ・ミックスが存在するものは、殆ど最初のミックスの方が好きです。 何故かマーク・リネット氏が後からミックスし直していて、よりモノラルに近いミキシングが施されてしまう。 恐らくオリジナルに敬意を払っての事だとは思うが、小生は新しいテクノロジーで新たな魅力を引き出す方が素晴らしいと考えます。 2017年6月に満を持してリリースされた『1967 ~ サンシャイン・トゥモロウ』収録のアルバム『ワイルド・ハニー』のステレオ・ミックスには少しがっかりしました。。。
ホーソーン、カリフォルニア-伝説が生まれた場所(レア・トラックス)(2001年)
[Disc 1]- マイク・ラヴが紹介する 「サーフィン」
- 3701 西119ストリート、ホーソーン、カリフォルニア : 「サーフィン」 リハーサル
- ハッピー・バースデイ・フォー・フレッシュメン
- ブライアンのハーモニーに声をのせるマイク
- 心には春がいっぱい(ライヴ リハーサル)
- サーフィン・U.S.A.(デモ)
- サーフィン・U.S.A.(バッキング・トラック)
- カール・ウィルソンのラジオ・プロモーション
- シャット・ダウン(ライヴ)
- リトル・デュース・クーペ(デモ)
- マーリー・ウィルソンが指示するラジオ・プロモーション
- ファン・ファン・ファン(バッキング・トラック)
- ブライアンの “ロジ” に向けてのメッセージ - テイク22
- ダンス・ダンス・ダンス(2001ステレオ・ミックス)
- キス・ミー・ベイビー(アカペラ・ミックス)
- グッド・トゥ・マイ・ベイビー(バッキング・トラック)
- スタジオでチャック・ブリッツを語るブライアン
- ソルト・レイク・シティ(セッション・ハイライト)
- ソルト・レイク・シティ」(2001ステレオ・ミックス)
- ウィッシュ・ザット・ヒー・クッド・ステイ(セッションから抜粋)
- アンド・ユア・ドリーム・カムズ・トゥルー(2001ステレオ・ミックス)
- キャロル・ケイのセッション・ハイライト
- リトル・ガール・アイ・ワンス・ニュー(別バージョン)
- アルとデニスが紹介する「バーバラ・アン」
- バーバラ・アン(セッションからの抜粋)
- バーバラ・アン(パーティ効果音のオーヴァーダブなしのマスター・テイク)
- マイクとエヴァリー・ブラザーズ
- デヴォーテッド・トゥ・ユー(パーティ効果音のオーヴァーダブなしのマスター・テイク)
- デニスが皆に感謝する「イン・ザ・バック・オブ・マイ・マインド」
- キャント・ウェイト・トゥー・ロング(アカペラ・ミックス)
- カールを紹介するデニス
- グッド・ヴァイブレーション(ステレオ・トラック・セクション)
- グッド・ヴァイブレーション(コンサート・リハーサル)
- 英雄と悪漢(2001ステレオ・ミックス シングルバージョン)
- ヴェジタブル プロモ(インストゥルメンタル・セクション)
- ヴェジタブル(2001ステレオ・エクステンディッド・ミックス)
- ユーアー・ウィズ・ミー・トゥナイト[未発表]
- ロンリー・デイズ[未発表]
- 「ワイルド・ハニー」でのブルース
- 風を吹かせろ(2001ステレオ・ミックス)
- アイ・ウェント・トゥ・スリープ(アカペラ・ミックス)
- タイム・トゥ・ゲット・アローン(別バージョン)
- デニスについて語るアルとブライアン
- ア・タイム・トゥ・リヴ・イン・ドリームス[未発表]
- ビー・ウィズ・ミー(バッキング・トラック)
- デニスによる「コットン・フィールズ」の紹介
- コットン・フィールズ(ザ・コットン・ソング)(2001ステレオ・ミックス シングルバージョン)
- アルとカールによる「ブレイク・アウェイ」
- ブレイク・アウェイ(2001別バージョン)
- アド・サム・ミュージック・トゥ・ユア・デイ(アカペラ・ミックス)
- デニス・ウィルソン 1980
- フォーエヴァー(アカペラ・ミックス)
- セイル・オン・セイラー(バッキング・トラック)
- オールド・マン・リヴァー(ヴォーカル・セクション)
- カール・ウィルソン 1996
- ザ・ローズ・プレイヤー(2001ステレオ・ミックス)
- カール・ウィルソンによる締めくくり
2001年6月発売の2枚組レア・トラック集。完全にマニア向けです。 Disc1の14、19、Disc2の5、11が初のステレオ・ミックス。特にDisc2-5は素晴らしい。また、Disc2-20も衝撃を受けました!
サマー・ラヴ・ソングス(2009年)
- ドント・ウォリー・ベイビー(2009ステレオ・ミックス)
- 恋はくせもの(2009ステレオ・ミックス)
- 素敵じゃないか(2001ステレオ・ミックス)
- 神のみぞ知る(1996ステレオ・ミックス)
- サーファー・ガール
- カリフォルニア・ガールズ(2002ステレオ・ミックス)
- プリーズ・レット・ミー・ワンダー(2009ステレオ・ミックス)
- イン・ザ・パーキン・ロット
- ユア・サマー・ドリーム
- キス・ミー・ベイビー(2009ステレオ・ミックス)
- ハッシャバイ(2009ステレオ・ミックス)
- アイム・ソー・ヤング(2009ステレオ・ミックス)
- グッド・トゥ・マイ・ベイビー(2009ステレオ・ミックス)
- フォーリン・イン・ラヴ(別バージョン)
- タイム・トゥ・ゲット・アローン(2009ステレオ・ミックス)
- アワ・スウィート・ラヴ
- ヘルプ・ミー・ロンダ (モノ)
- キープ・アン・アイ・オン・サマー
- ドント・トーク(1996ステレオ・ミックス)
- ガールズ・オン・ザ・ビーチ
2009年5月発売のラヴ・ソング集。こちらも選曲が素晴らしい。
1、2、11、12、13、14、15が初登場ステレオ・ミックス。 特に2は冒頭にピアノとグロッケンシュピール(鉄琴)の前奏曲が付いたお洒落なもので、このアルバムでしか聴くことができない。
テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー(1981年)
[Disc 1]- アド・サム・ミュージック・トゥ・ユア・デイ
- ローラー・スケイティング・チャイルド
- ディズニー・ガール(1957)
- イッツ・ア・ビューティフル・デイ(シングルバージョン)
- カリフォルニア・サガ/カリフォルニア
- ウォンチャ・カム・アウト・トゥナイト
- マーセラ
- ロック&ロール・ミュージック
- ゴーイン・オン
- イッツ・オーケー
- クール、クール・ウォーター(シングルバージョン)
- サン・ミゲル[未発表]
- スクール・デイ(シングルバージョン)
- グッド・タイミン
- セイル・オン・セイラー
- ダーリン(ライブ)
- レディ・リンダ
- シー・クルーズ[未発表]
- ザ・トレーダー
- ディス・ホール・ワールド
- ドント・ゴー・ニア・ザ・ウォーター
- サーフズ・アップ
- カム・ゴー・ウィズ・ミー(シングルバージョン)
- ディードリ
- シーズ・ガット・リズム
- リバー・ソング(デニス・ウィルソン ソロ)
- ロング・プロミスト・ロード
- フィール・フロウズ
- ティル・アイ・ダイ
1981年に2枚組LPとして発売されたブラザー/リプリーズ~カリブ時代のベスト盤。 70年の『サンフラワー』から80年の『キーピン・ザ・サマー・アライブ』までの主要曲が網羅されている。 個人的には、同じブラザー時代のベスト盤『グレイテスト・ヒッツ3(1970~1986)』よりこちらの方が選曲がいいと思う。
1991年にCD化された際、Disc1-13がアルバムバージョン、Disc2-8がシングルバージョンに差し替えられた。 特に差し替えられる前のDisc1-13のカナダ限定シングルバージョンはオープニングに「カーン!」とベルが鳴るもので、今ではアナログ盤でしか聴けない貴重なものだ。
サウンド・オブ・サマー/ザ・ベリー・ベスト・オブ・ザ・ビーチ・ボーイズ(2022年デビュー60周年記念版)
2003年に発売後、デビュー60周年記念版として2022年に再登場。注目は新たにミキシングされたステレオ・ミックスで、全体に低音が効いた迫力あるサウンドが楽しめる。
15曲が新たなステレオ・ミックス(*)で、3はステレオ自体が初。 通常版の他、80曲収録のCD3枚組デラックスエディションあり。