ハロー・グッドバイ/アイ・アム・ザ・ウォルラス
Hello Goodbye/I Am The Walrus

(シングル)


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プロデュース:ジョージ・マーティン

Parlophone Revel 1967.11.24


シングル解説

1967年11月24日、「愛こそはすべて」に続いて発表したイギリスにおける16枚目のオリジナル・シングル曲。 全英チャート7週連続1位を記録。アメリカでも第1位を獲得し100万枚以上を売り上げた。 アメリカではB面の「アイ・アム・ザ・ウォルラス」も46位まで上昇した。 A面も素晴らしい出来だがより魅力的なB面である。

このシングル曲は3日後にアメリカでリリースされた編集アルバム『マジカル・ミステリー・ツアー』にも収録されている。


NME(英):7週連続1位
ビルボード(米):1位
キャッシュボックス(米):2週連続1位

小生の好き度

★ ★ ★ ★ ★

67年11月24日にリリースされた、16枚目のシングル曲で全英チャートで1位を獲得。

大胆なストリングス・アレンジが特徴的なポールの作品。リードボーカルもポール。 この時期の作品としては珍しく非常に覚えやすいシンプルな歌詞とメロディである。 反意語を多用したシンプルな歌詞であるが、コーラスワークや楽器編成を微妙に変化させている。特に3コーラス目のメインとバックのボーカルパートの絡みは素晴らしい。 間奏のチェロに絡むリンゴの驚異的なドラミングは必聴で、この優美なアイリッシュ・ダンス曲にテンポを与えている。 曲が終わった後、「ハロー」と「アロハ」をもじったフェイドアウト部分のみテレビ映画『マジカル・ミステリー・ツアー』のエンディングに使われている。

「サージェント・ペパー」の衣装を着て演奏しているこの曲のビデオ・クリップを見ることが出来る。

作者:J.Lennon - P.McCartney

リード:Paul


シングル曲「ハロー・グッドバイ」のB面収録曲。

ビートルズの全作品中、最もサイケデリック色の強いジョンの作品。 レコーディングは67年9月5日から約1ヶ月間、断続的に行われた。 曲のベースになっているジョンが弾くエレクトリック・ピアノの旋律は、ある晩、彼を悩ませたサイレンの音をモチーフにしたといわれている。

ジョージ・マーティン編曲の大編成オーケストレーションやコーラス、合唱団による笑い声、テープ操作、BBCラジオ放送音声などの効果音が混沌としたイマジネーションを刺激する大作。 後のミュージシャンに多大な影響を与えた傑作曲である。

ジョンのボーカルはファズが強くかけられて歪み、ナンセンスな言葉遊びのような難解な歌詞が延々と歌われる。 後半のラジオ音声が入った部分からはモノ・ミックスになっている。

「ウォルラス」とはセイウチの事で、キャロル作の『鏡の国のアリス』からとられたものである。歌詞中の「エッグ・マン」もハンプティ・ダンプティの事だ。 テレビ映画『マジカル・ミステリー・ツアー』の1番のハイライト・シーンとして、ジョンがセイウチ、ポールはカバ、ジョージはウサギ、リンゴは鳥の着ぐるみを着て演奏している。

小生はベストアルバム『ザ・ビートルズ1967年~1970年』(通称“青盤”)でこの曲を初めて聴いたのだが、ボーカルの歪みがほこりのためだと勘違いし(B面1曲目だった)、レコードを2回もクリーニングしてしまいました(笑)。

“青盤”の2023エディションに衝撃のリミックスが登場!ロック感が増し、まるで3D映画を見てるみたい!とにかく凄い!2024/3追記

作者:J.Lennon - P.McCartney

リード:John





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