基本データ
脚本
藤川 桂介
監督
飯島 敏宏
技術監督
高野 宏一
放送日
昭和41年11月6日
視聴率
36.0%
ナレーター
石坂 浩二
ロケ地
神奈川県長沢浄水場
東京都読売カントリークラブ
東京都世田谷体育館
登場怪獣
ブルトン
キャスト
ムラマツ隊長
小林 昭二
ハヤタ隊員
黒部 進
アラシ隊員
石井 伊吉
イデ隊員
二瓶 正也
フジ・アキコ隊員
桜井 浩子
ホシノ・イサム少年
津沢 彰秀
イエスタデイ
ハンス・ホルネス
秘書 藤井養子
那須 ますみ
福井博士
永井 秀明
川口博士
舟橋 元
吉沢助手
佐竹 弘行
制作№
16
ストーリー
バローン砂漠から帰った世界的探検家イエスタデイが自宅の書斎から突然姿を消してから1週間がたった。 事件を持ち込まれた科学特捜隊はさっそくパリ本部にイエスタデイの旅行について調査を依頼した。 そして先月バローン砂漠で大流星が起こり、イエスタデイは変わった隕石を日本に持ち帰った事がわかった。 イエスタデイ失踪は隕石を狙った人間の仕業に違いないと考えたアラシとイデは、彼の身近にいた人が怪しいとふみ、早速イエスタデイの自宅へ向かった。 イエスタデイの洋館では秘書の藤井養子が迎えてくれた。
藤井はとても犯人には思えないアラシとイデ。
藤井によると、イエスタデイと一緒に隕石も無くなってしまったという。
アラシらが藤井秘書から聞き込み中、突如地震が起こった。
慌てて外に出た3人は、庭に倒れているイエスタデイを発見する。
「ミスター福井、あぶない!」意識を取り戻したイエスタデイが言った。
すると近くに落ちていた青い隕石が宙に浮き、その場から飛び去っていった。
もう一つの隕石はイエスタデイの友人、福井博士が持っているのだという。
さっそくアラシは福井博士の自宅に向かった。
川口博士の研究室が!?
福井博士から赤い隕石を見せてもらったアラシは、イエスタデイは隕石を狙った人間に襲われたと説明した。 隕石と福井博士は科特隊で保護する事になった。
その頃、川口博士が乗った車は、道であの青い隕石を発見、川口研究所に持ち帰った。 実験室で青い隕石にスペキュラー熱線を当てていると、隕石が変態、突然空間が歪み始めた! 異変を察知した吉沢助手が実験室のドアを開けると、中では荒涼とした別世界が広がっているではないか!?
川口研究所から異変の知らせを受けた科学特捜隊が現場に向かった。 ムラマツ、ハヤタが実験室のドアを開けると、そこには変形した青い隕石が宙に浮いている。 あわてて廊下へ逃げた吉沢助手だったが、ドアを開けるとそこは研究所の裏山だった!? 斜面を転げ落ちる吉沢助手。
保管された2つの隕石
通信不能になったムラマツとハヤタは、研究室が4次元の世界に変わってしまった事に気が付いた。 イエスタデイも4次元の世界に閉じ込められていたのか!? ハヤタが隕石を外に放り投げると、もがき苦しむ川口博士を発見、研究所は正常に戻った。 アラシとイデも川口研究所に合流、青い石を回収し全員本部へ戻ることにした。
一方、ホシノ少年はイエスタデイから隕石の話を聞いていた。 イエスタデイによると、2つの隕石が1つになると恐ろしい事になるというのだ。
科特隊本部では隕石が2つにわかれていた為に奇怪な現象が起きたと考え、一緒のバリヤケースに保管する事にした。 怪しく光る2つの隕石。
霧に覆われた本部ビル!
「あれは無重力の谷間から落ちてきた生物ではないでしょうか?」病院では川口博士がハヤタにそう言った。 普段は隕石だが、刺激を受けると姿を変えるのではと博士は考えた。 2つの隕石を一緒にすると核融合が始まり、巨大な生物になるかも知れない!?
本部の保管室では「これを1つにすると危ない」とホシノ君が警告するが、フジに外へ連れ出されてしまった。 バリヤケースでは既に隕石の核融合が始まっていた!?
ついに4次元の霧に包まれた科特隊本部ビルの一角に怪獣の姿が出現する! ビル内では空間の歪み、様々な4次元の現象が起こっていた。 どこまでも続く階段、崖から飛び降りたイデは本部の指令室のごみ箱に突っ込んだ。
不思議な能力を操る怪獣
フジから連絡を受けた防衛軍も戦車と戦闘機で攻撃を開始するが、巨大な隕石の姿をした怪獣の奇怪な攻撃に全滅してしまう。
ハヤタはベータカプセルを点火、ウルトラマンが4次元怪獣に立ち向かう。 物質移動などの4次元攻撃に苦戦しながらもスペシューム光線が命中し怪獣は元の隕石に戻った。 隕石を握りつぶしたウルトラマンが立ち去ると、ホシノ君が道路で倒れているハヤタを発見した。
ようやく平常を取り戻した科特隊本部に制服を着たホシノ君の姿があった。ハヤタを助けたご褒美で特別入隊が決まったのだ。
イエスタデイの自宅では!?