基本データ
脚本
佐々木 守
監督
実相寺 昭雄
技術監督
高野 宏一
放送日
昭和42年3月5日
視聴率
33.9%
ナレーター
浦野 光
ロケ地
東京都TBS会館
東京都椿山荘
登場怪獣
スカイドン
キャスト
ムラマツ隊長
小林 昭二
ハヤタ隊員
黒部 進
アラシ隊員
石井 伊吉
イデ隊員
二瓶 正也
フジ・アキコ隊員
桜井 浩子
航空自衛隊パイロット
小宅 雅裕
制作№
34
ストーリー
空からは絶えず地球上へ何かが降り注いでいる。 眼には見えないが無数の宇宙線、隕石、雪、雨、ジェットビートルで届けられる雨傘、飛び降り自殺する人など。
これらはすべて空からの贈り物である。
その夜、東京の空に怪しい火の玉が降ってきた。
晴海埠頭に赤い火の玉が落ちたとの知らせが科学特捜隊に入り、さっそく隊員たちは現場へ向かった。
埋立地に出来た巨大な穴、その中でうごめく怪獣が!?
落下したのは怪獣だった
怪獣は地面に空いた大きな穴から出るとのしのしと歩き始めた。それは地面がめり込む程重いやつだった。
怪獣は口から火炎を吐き、辺りを焼き払ってしまった。
ビートルの攻撃をものともせず怪獣はそのまま眠ってしまう。
空から来た怪獣はスカイドンと名付けられた。 スカイドンが歩くだけで東京に被害が及ぶため、科特隊はスカイドンを宇宙へ追放する作戦を開始した。
ワイヤーロック作戦
<ワイヤーロック作戦>
3機のビートルがスカイドンの両前足と尻尾にワイヤーをロックさせ上昇を試みるがあまりの重さで作戦を断念、ワイヤーは切り離された。
ところがハヤタの乗ったビートルのワイヤーがスカイドンに捕まってしまった!?
ビートルはそのまま地面に落下すると、そこにウルトラマンが現れた。
ウルトラマンが必死の攻撃を仕掛けるが、スカイドンには通じない!?
得意の背負い投げも潰されウルトラマンも退却を余儀なくされる。
「ヤツはあきれるほど重いのよ!」思わずフジが叫んだ。
そしてスカイドンは再び眠りについてしまった。
オートジャイロ作戦
<オートジャイロ作戦>
麻酔弾を撃ち込まれたスカイドンに巨大なプロペラが付いたオートジャイロを装着する事に成功。
プロペラが回りはじめるとスカイドンの体は空へ運ばれていった。
安堵する隊員たちが作戦室で祝杯する中、大きな地響きとともにまたもやスカイドンが落下!
大気圏に到着する前にプロペラの推進力が弱くなったのだった。
<ロケット弾作戦>
かつて、ガマクジラを空へ吹っ飛ばしたロケット弾を撃ち込むが、重すぎるスカイドンを飛ばす事は出来なかった。
怪獣風船化作戦
<怪獣風船化作戦>
今度は水素ガスをスカイドンの体に注入する。すると風船のように膨れ上がったスカイドンの体が浮き上がった!
そのまま空高く舞い上がっていく。
事件はようやく解決したかに思えたが、スカイドンの作戦を知らない航空自衛隊の演習機が誤ってスカイドンを撃ってしまった…
ハヤタは再びウルトラマンに変身すると落下するスカイドンめがけて上昇、激突するとスカイドンの体は砕け散った。
桜が咲く季節。花見をする科学特捜隊のメンバーたち。
「空から降ってくるのはこんなにきれいな花びらばっかりだといいのに」フジは心からそう思った。
東京に火の玉が落下