ヘルプ!/アイム・ダウン
Help!/I'm Down

(シングル)


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プロデュース:ジョージ・マーティン

Parlophone Revel 1965.7.23


シングル解説

ビートルズ2作目の主演映画のサントラ『ヘルプ!』発売2週前、1965年7月23日に発売された英国10枚目のオリジナル・シングル曲。 全英、全米共に3週連続1位をマーク。 B面の「アイム・ダウン」はアルバム未収録曲。現在はCD編集アルバム『パスト・マスターズVol.1』に収録されている。


NME(英):3週連続1位
ビルボード(米):3週連続1位
キャッシュボックス(米):3週連続1位

小生の好き度

★ ★ ★ ★ ★

彼ら2作目の主演映画の主題歌として65年7月23日にリリースされた10枚目のシングル曲。全英、全米1位を獲得。タイトル・ナンバーとして5枚目のアルバム『ヘルプ!』にも収録されている。 ジョンの作品であるが、一部ポールも手伝って完成させている。

シャウトするリードボーカルはジョン、息の合ったバックコーラスはポールとジョージ。 スピード感溢れるビートルズのポップサウンドであるが、アコースティックギターの響きが当時台頭していたフォークロックを感じさせる。 サビの終わり際に聴こえるジョージのアルペジオのギターが面白い。

自分自身を振り返るような内省的な歌詞は、それまでの“男女の愛”のテーマとは明らかに異なるものである。 この歌詞の先鋭化はボブ・ディランの影響を受けているし、ジョンの鋭い嗅覚が時代の変化を感じた結果なのかも知れないが、この時点で彼らの“変化”に気づいたファンはいなかったであろう。 ジョンの意識改革は同年暮れのアルバム『ラバー・ソウル』ではっきりと顕在化することになる。 デビューからアイドルグループとして疾走してきた彼らが初めて“脱アイドル”を示唆した点は大きい。 解散後のインタビューでジョンはこの曲を再録音したいと言っていた。彼のお気に入りだったのだろう。

モノ・ミックスはリードボーカルが別テイクで少しエコーが掛かっている。テンポも少しスローだ。 因みにアメリカ編集版アルバム『ヘルプ!』には、冒頭にジェームズ・ボンドのテーマが挿入されたバージョンを聴く事ができる。

作者:J.Lennon - P.McCartney

リード:John


シングル「ヘルプ!」のB面として発表されたこの曲は、ポールが「ロング・トール・サリー」にインスパイアされて作ったオリジナル曲。 熱唱型のリードボーカルはポール、バックコーラスはジョンとジョージ。 曲の構成、アレンジなど、「ロング・トール・サリー」の影響が強く感じられる。

この曲の発表後、ライブではラストナンバーの定番となった。 ジョンが弾いているオルガンは、ステージの演奏と同様に肘でこすったりしている。 イギリスではアルバム未収録。

作者:J.Lennon - P.McCartney

リード:Paul





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