ラヴ・ミー・ドゥ/P.S. アイ・ラヴ・ユー
Love Me Do/P.S. I Love You

(シングル)


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プロデュース:ジョージ・マーティン

Parlophone Revel 1962.10.5


シングル解説

1962年10月5日にイギリスで発売されたビートルズのデビュー曲。全英17位をマーク。 アメリカでは「抱きしめたい」の大ヒット後、64年4月27日にリリースされA面の「ラヴ・ミー・ドゥ」が全米1位、B面の「P.S. アイ・ラヴ・ユー」も10位まで上昇、このシングルは100万枚以上を売り上げた。

A面B面共にファーストアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』に収録されているが、最初にシングルとして発表された「ラブ・ミー・ドゥ」はリンゴがドラムを叩いているもので、アルバムとは別テイクが使用された。 但し、翌年にはアルバムバージョンに差し替えられたため、リンゴのドラムバージョンは僅か2ヶ月程しか市場に出回っていない。 この貴重なシングルバージョンはアナログ盤では米国編集アルバム『リアリティーズVol.2』に収録、CDでは編集アルバム『パスト・マスターズVol.1』で聴く事が出来る。


NME(英):17位
ビルボード(米):1位
キャッシュボックス(米):1位

小生の好き度

★ ★ ★ ★ ★

62年10月5日にリリースされたビートルズの記念すべきデビュー曲。 ポールの作品でイギリスでは17位まで上昇した。地元リバプールで売上げが伸びたことからマネージャーのブライアン・エプスタインが買い占めたためと噂されたそうだ。

ジョンのハーモニカがリードを取る、ちょっとブルージーな作風。よく聴いてみると曲調もかなりファンキーである。 リードボーカルはポールとジョンのハーモニー、サビでは「Love Me Do... Oh Love Me Do」とちょっと緊張気味でポールが歌う。 アルバムバージョンではタンバリン担当だったリンゴであるが、このシングル盤ではズン・チャ・ズン・チャとしっかりドラムを叩いている。

最初、無名グループのデビュー・シングルという事で、「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット」というプロの作曲家が作った曲が用意されていて録音もされたが、どうしても自作で出したいというメンバーの意向から、当時の持ち歌の中で最も出来が良かったこの曲が選ばれた。 新人のデビュー曲にオリジナル作品を選曲する事は当時としては異例であったが、ビートルズはその後も全てのシングルをオリジナル作品で貫くことになる。 アメリカ進出後の64年5月には全米チャート1位を獲得している。

『ビートルズ・アンソロジー1』にピート・ベストがドラムを叩いているテイクを聴く事が出来るが、ジョージ・マーティンが不安に思うのもうなずける。

作者:J.Lennon - P.McCartney

リード:Paul,John


デビューシングル「ラヴ・ミー・ドゥ」とカップリングされたポールの作品。 B面ながらこちらも素晴らしい出来である。 アメリカではヒットチャートで10位まで上昇している。 リードボーカルはポール、コーラスはジョンとジョージ。 ラテン調の情緒あるラブソングで、ハーモニーやコード進行などポールの非凡な才能が感じられる佳曲である。

プロデューサーのジョージ・マーティンは、レコーディングにおいてサウンドの要であるドラムスを最重要視していた。まだリンゴをよく知らなかったため、この曲のドラムはセッションドラマーのアンディ・ホワイトが叩いている。リンゴはマラカスを担当。この件について後にマーティンはリンゴに謝罪している。

この曲と「ラヴ・ミー・ドゥ」は、オリジナル・マスター・テープが破棄されているため、モノ・ミックスしか存在しない。

作者:J.Lennon - P.McCartney

リード:Paul





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