プリーズ・プリーズ・ミー/アスク・ミー・ホワイ
Please Please Me/Ask Me Why
(シングル)
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プロデュース:ジョージ・マーティン
Parlophone Revel 1963.1.11
曲目リスト
シングル解説
1963年1月11日にリリースされた英国でのセカンド・シングル。
ローカル音楽新聞誌のチャートながら初の1位を獲得した初期の代表作。 全英チャート(ニュー・ミュージカル・エクスプレス誌)は3週連続2位を記録した。 このシングル・ヒットを受け、急遽アルバム製作が決定したという。 デビュー・アルバムとなった『プリーズ・プリーズ・ミー』は2週間後の年3月22日に発表されている。
アメリカでは無名レーベルから発売されヒットに至らなかったが、翌64年に「フロム・ミー・トゥーユー」とカップリングされ100万枚以上を売り上げている。
NME(英):2位
メロディー・メイカー(英):2週連続1位
ビルボード(米):2位
キャッシュボックス(米):3位
63年1月11日に発表された英国におけるビートルズの2枚目のシングル曲。全英チャートは2位ながら、メロディー・メイカー誌では初の第1位を獲得し、イギリスにおけるビートルズ人気を決定付けた。 リードボーカルはジョンとポールのハーモニー、一部ジョージがコーラスをつけている。 オープニングから繰り出される印象的なハーモニカはジョン。
当初プロデューサーのジョージ・マーティンは、デビューシングル用に用意していたプロの作曲家が作った「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット」を「ラヴ・ミー・ドゥ」の次回作に予定していた。しかしシングル曲はオリジナルで勝負したい、というメンバーの強い
まるでサビのような出だしのメロディが特徴で、これまでのポップスには無い斬新な響きを持っている。 この曲のレコーディングが終了した際、「おめでとう!初のナンバー・ワン・ヒット間違いなしだ」と言ったマーティンの話は有名。 全英2位の大ヒットを受け、急遽アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』の制作が決定した。ビートルズ栄光の歴史はこの作品から始まったといってもいいだろう。
因みに当時のレコード業界はモノラルが主流で、マーティンとビートルズたちもモノ・ミックスに力を注いでいた。 そのため、ステレオ・ミックスはしばしば適当に作られる事もあり、この曲のステレオ版もジョンが3番の歌詞を間違って吹き出しそうになったり、ジョージがギター・フレーズを2音間違えたりしている。でも小生はずっと聴いてきたステレオ版の方に愛着を感じます。
蛇足であるが、80年代にロッテのブラックガムのCMでこの曲が印象的に使われていたのを思い出す(このCMはビジュアルでも『ウィズ・ザ・ビートルズ』のアルバム・ジャケットをパロディにしている徹底ぶりだった)。
ジョンが作った胸きゅんなラヴソング。
ハンブルグ時代から演奏されていた曲で、アメリカ黒人女性グループの影響を受けたとてもキュートな作風だ。この曲も初期の隠れた名曲といえる。 サビの切ない感じが何とも言えない魅力を放つリードボーカルはジョン、コーラスはポールとジョージ。 軽快なリズムを刻むリンゴのドラムが心地いい。ドラムの演奏力を危惧していたマーティンの不安を一掃させたのではないか。
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