基本データ
脚本
南川 竜
監督
野長瀬 三摩地
技術監督
高野 宏一
放送日
昭和41年8月7日
視聴率
29.5%
ナレーター
石坂 浩二
ロケ地
神奈川県葉山マリーナ
東京都渋谷公会堂
東京都渋谷区役所
東京都国立代々木競技場
神奈川県横須賀大峰山
登場怪獣
海底原人 ラゴン
キャスト
ムラマツ隊長
小林 昭二
ハヤタ隊員
黒部 進
アラシ隊員
石井 伊吉
イデ隊員
二瓶 正也
フジ・アキコ隊員
桜井 浩子
ホシノ・イサム少年
津沢 彰秀
ミチコちゃん
近藤 美智子
巡視船の船員
大塚 周夫
医師
佐伯 久
制作№
7
ストーリー
木星開発用の原子爆弾6個を宇宙ステーションに輸送するため飛び立ったロケットが事故のため太平洋に墜落した。 原子爆弾は1個が日本海溝5,000mの深海で爆発、4個までは発見されたが、残り1個は未だ見つかっていない。 発見された4個はすべて安全装置が外れていた。爆弾にショックを与えるとパイロットランプが点滅して20秒後に爆発するという。 もし東京で爆発したら関東地方が一瞬のうちに灰になるだろう。
数日後、航海中の巡視船が何者かに襲われ、沈められる事故が発生する。 世田谷区の国立病院に搬送された生存者は「白い航跡」、「怪物」、「原爆があった」とうわごとを繰り返すばかりだった。
葉山マリーナホテルでは科学特捜隊員のフジとホシノ君、ホテルで知り合ったミチコちゃんの3人で休暇を楽しんでいた。
フジは入隊依頼1日も休暇を取っておらずムラマツキャップから2日間の特別休暇をもらったのだった。
ふとホテルの窓から見える海面に目をやると、そこには白い航跡が!?
フジから連絡を受けたムラマツは早速調査を指示、アラシがビートルで現地に向かった。
30mに巨大化した海底原人ラゴンが三浦半島に向かっているのが上空から確認できた。
ラゴン上陸
遂にラゴンが上陸、葉山アリーナの観光客はパニック状態になった。
なんとラゴンの襟元には行方不明だった原子爆弾がぶら下がっているではないか!?
ラゴンは放射能の影響で巨大化、音楽好きだった性格も逆に狂暴化するほど変貌してしまったのだ。
観光客を誘導していたフジとホシノ君はミチコちゃんを部屋に残していた事を思い出した!
慌てて部屋に戻ると窓越しでラゴンに見つかってしまう。
窓から入れてきたラゴンの手に果物ナイフを突き刺すホシノ君!
怒ったラゴンは山中に逃げた3人を執拗に追いかけまわす。
アラシがビートルで3人を救出しようとするが、原爆があるためうかつに手が出せない。逆にラゴンの口から吐いた白色光線を受けてしまった。
パラシュートで脱出するアラシに迫るラゴン。この危機に大きな声を出しラゴンの気を引こうとするホシノ君。
しかしホシノ君も崖に追い詰められ、逃げ場が無い状況に!?
そこへハヤタが合流、フラッシュ・ビームを点火した!
ラゴンの体から落下した原子爆弾を間一髪ウルトラマンが拾い上げるが、ラゴンの白色光線を顔に受け苦戦する。
格闘中、ついに原子爆弾のパイロットランプが点滅、大爆発まであと20秒を切ってしまった!!
スペシウム光線でラゴンを倒したウルトラマン、すぐさま原子爆弾を拾い上げるとそのまま空の彼方へ飛び去った。
数秒後、宇宙空間では大爆発が起こった…
「ウルトラマンは死んじゃったの?」心配げに呟くホシノ君。「ウルトラマンは不死身さ」笑顔で答えるハヤタの姿がそこにあった。
巡視船を襲うラゴン