基本データ
脚本
上原 正三
監督
円谷 一
技術監督
有川 貞昌
放送日
昭和42年4月2日
視聴率
34.4%
ナレーター
浦野 光
ロケ地
群馬県鬼押出し園
登場怪獣
キーラ
サイゴ
キャスト
ムラマツ隊長
小林 昭二
ハヤタ隊員
黒部 進
アラシ隊員
石井 伊吉
イデ隊員
二瓶 正也
フジ・アキコ隊員
桜井 浩子
細川局長
武内 亨
アーサー船長
エンベル・アルテンバイ
吉野
灰地 順
制作№
38
ストーリー
長年謎とされていたQ星が自動探査機プロスペクターによって探査されていた。
宇宙局ではQ星から送られてくる画像を見守る職員たち。
一瞬映像が乱れるとモニターに映し出された光る物体。次の瞬間凄まじい光を放ち、職員全員が眩しさで目を覆った!
プロスペクターからの電波を中継している宇宙ステーションV2に連絡するが応答が無く、遂に電波も途絶えてしまった。
同じ映像を見ていた科学特捜隊指令室に細川宇宙局長から「宇宙船救助命令」の連絡が入った。 早速専用宇宙船『白鳥号』に乗り、隊員たちは宇宙へと飛び立った。
30時間後、宇宙ステーションV2に到着した『白鳥号』は無事ドッキングに成功。
静まり返った船内、V2は非常事態となっていた。
映像の閃光のため乗組員全員が失明状態となり、光電管のBMヒューズが切れているためステーションはあと24時間後に爆発する事がわかった。
すぐにBMヒューズを付け替える必要があるが、地球から調達すると30時間かかってしまう。
その時、Q星のプロスペクターの回路の中にもBMヒューズが3個使われている事にイデが気付いた。
Q星まで往復20時間、BMヒューズ回収が1時間、修理が2時間、合わせて23時間。
ムラマツら4名はフジを残してQ星へ向かう事になった。
Q星に着くと2匹の怪獣を発見した
Q星に到着した『白鳥号』、上空から2匹の怪獣を確認した。
着陸しスペースタンクSL-77に乗った4人はプロスペクターを目指す。ヒューズ回収の制限時間は1時間しかない。
しかし、ごつごつとした岩だらけのQ星の走行は難航した。
そして、そこにさっきの怪獣が1匹近づいてくる!
怪獣は砂煙を吐きタンクの行く手を阻む。タンク搭載のSNKミサイルを撃ち込むと怪獣の体はバラバラに砕け散った! すごい威力だ。
再びプロスペクターを目指すSL-77。
あと50mの地点からアラシとイデは徒歩でプロスペクターに到達した。 ところがすぐ目の前にもう1匹の怪獣がこちらを見つめているではないか!?
アラシとイデに迫る怪獣
その眼を見たアラシは、光る物体の正体が怪獣だった事を悟った。
「時間が無い。怪獣を刺激するな」ムラマツからの命令だ。
何とかBMヒューズの回収に成功したイデ、「やったー」思わず発した大声に怪獣が雄たけびをあげた。
やむを得ず新兵器ニードルS80で攻撃するアラシだったが、怪獣の眼から放たれたショック光線を受けてしまった!!
何とかイデとアラシはタンクに戻るが、怪獣が投げつける岩石で宇宙船への帰路が塞がれてしまった。
V2を救うべく、ムラマツとイデの2人は徒歩で『白鳥号』を目指す事にした。
大きな谷を酸素ボンベを使った大ジャンプで乗り切り、やっと『白鳥号』に帰還する2人の眼前にあの怪獣が現れた。
ハヤタはフラッシュビームを点火しウルトラマンに変身。
ウルトラマンの救出により『白鳥号』はV2へ出発した。
強敵を前に苦戦するウルトラマン
怪獣とウルトラマンの激闘。
怪獣には八つ裂き光輪やスペシューム光線も無力だ!!
ウルトラマンは怪獣のショック光線を受けてしまった。
追い詰められたウルトラマンは両手から光の渦を発すると、念力で怪獣を捕獲! そのまま宇宙の彼方へ放り投げると遥か彼方で爆音が聞こえた!
宇宙ステーションV2はBMヒューズの取り付け作業を無事完了した。大爆発5分前だった。 そしてQ星のハヤタとアラシも無事に救出されたのだ。
再び平穏が戻った宇宙ステーション、プロスペクター計画が再開された。
モニターには光る物体が…