キャンド・バイ・ミー・ラヴ/ユー・キャント・ドゥ・ザット
Can't Buy Me Love/You Can't Do That
(シングル)
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プロデュース:ジョージ・マーティン
Parlophone Revel 1964.3.20
シングル解説
「抱きしめたい」に続く英国6枚目のシングル曲。1964年3月20日に発表され3週連続全英1位。アメリカでは5週連続1位を記録し、300万枚以上を売り上げた。全米チャート上位5位を独占、ビートルズ旋風を象徴するシングルである。
A面、B面共にオリジナル・アルバム『ハード・デイズ・ナイト』にも収録されている。 又、「キャンド・バイ・ミー・ラヴ」は、66年のクリスマス・アルバム『オールディーズ』(未CD化)のB面1曲目にも収録。
NME(英):3週連続1位
ビルボード(米):5週連続1位
64年3月20日に発表されたポールが作った6枚目のシングル曲。3週連続全英1位を記録。 予約だけでも100万枚(アメリカでは210万枚)を越えたシングルとしてギネスブックに載った曲としても有名。 アメリカのチャートで上位5位を独占していた時のトップがこの曲であった。
イントロなしのポールのシャウトで始まるこの曲は、彼らには珍しいシャッフル・ビートの効いたハードな作品。 リズム&ブルース風のベース・ラインが黒っぽいロック曲に仕上げている。 ジョージが弾く非常にワイルドな間奏のギターはダブルトラックである。 レコーディングは64年1月のフランス公演中、パリのEMIスタジオで行われた。
3枚目のアルバム『ハード・デイズ・ナイト』にも収録され、同名の映画ではリハーサルが終わり外に飛び出したメンバー4人がはっちゃけて開放感を満喫する印象的なシーンで使用されている。
モノミックスには全編シンバルが鳴り響いているが、これはミキシング時にエンジニアのノーマン・スミスによって追加されたもの。 そのマルチトラックテープは残っていないため、ハイハットが入ったモノ・ミックスバージョンのリミックスは作る事が出来ない。 『ビートルズ・アンソロジー1』にはジョンとジョージのコーラスが入った初期テイクを聴く事が出来る。
シングル「キャンド・バイ・ミー・ラヴ」のB面に収録されたジョンの作品。 「マネー」の時のような激しいリードボーカルはジョン、完璧なバックコーラスはポールとジョージ。特にサビのハーモニーは素晴らしい。 カウベルが独特のアクセントを付けているリズム&ブルース調の曲である。リンゴのブレイク後のフィル・インがカッコいい。 印象的なギターリフはジョージ、ワイルドなギターソロはジョンが演奏している。
ジョンはこの曲をシングルA面曲として自信を持っていたが、B面になった経緯を「ポールの『キャンド・バイ・ミー・ラヴ』がそれ以上によかったからさ」と発言しており、当時ポールとの間で激しいシングルA面争奪戦が行われていたことが伺える。 相当悔しかったのだろう、この後発表される4枚のシングルはいずれもジョンの作品がA面を飾る事になる。
今まで気づかなかったが、ポールのベースが凄い!『ザ・ビートルズ1962-1966』通称“赤盤”の2023エディションを聴いて初めて思いました。。2024/3追記
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