フロム・ミー・トゥ・ユー/サンキュー・ガール
From Me To You/Thank You Girl

(シングル)


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プロデュース:ジョージ・マーティン

Parlophone Revel 1963.4.12


シングル解説

ファースト・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』発売3週間後、1963年4月12日に発表されたイギリスにおける3枚目のシングル。 ビートルズにとって初の全英チャート(ニュー・ミュージカル・エクスプレス誌)ナンバー・ワン・ヒットとなり、6週連続1位を記録した。英国ではこの曲から人気が過熱する事になる。

ビートルズはシングルとアルバムを別に考えていたため、このシングルは両面オリジナル・アルバム未収録である。但し、A面の「フロム・ミー・トゥ・ユー」は66年のクリスマス用企画アルバム『オールディーズ』(未CD化)に収録された。 CDでは両面とも編集アルバム『パスト・マスターズVol.1』に収録されている。


NME(英):6週連続1位

小生の好き度

★ ★ ★ ★ ★

プリーズ・プリーズ・ミー」に続き63年4月12日に発表された3枚目のオリジナル・シングル曲。6週連続第1位を獲得。

ビートルズは当時イギリスで人気があった女性歌手のヘレン・シャピロとツアーを同行し前座を務めていた。その公演先でジョンとポールが作った作品。 ヘレンの為に書いた「ミズリー」も彼女のツアー中に作ったもので、本作によく似たコード進行だ。

初期トレードマークであるジョンのハーモニカがフィーチャーされた軽快なビートルズ・サウンドに仕上がっているが、ベース・ラインなどはかなりブルース調である。 リードボーカルもジョンとポールによる魅惑的なツイン・ボーカルで、時折見せるハーモニーは絶品である。 躍動感に満ちた親しみ易いメロディーは彼らの最大の魅力である。今でも色褪せない斬新さを持った素晴らしい曲、演奏を聴かせる。 ジョンとポールが自分達の成長をはっきりと自覚した曲であり、初めて自信を持って発表したシングル曲となったらしい。

ビートルズは当時イギリスBBCのラジオ番組『フロム・アス・トゥ・ユー(僕らから君へ)』に出演しており、この曲の歌詞を変えたテーマ曲が歌われていた。

ステレオ・ミックスとは異なり、モノ・ミックスではオープニングの「ダァララーララ、ドゥンドゥンダァーーー」の歌声のバックにユニゾンでハーモニカが入っている。

作者:P.McCartney - J.Lennon

リード:Jphn,Paul


シングル「フロム・ミー・トゥーユー」のB面に収録された明るくアップテンポなポップ曲。 ジョンとポールの共作で、エヴァリー・ブラザースばりの2人の力強いユニゾンとコーラスが交錯するリードボーカルが抗し難い魅力を放つ作品に仕上がっている。 A面同様にファンへの感謝を歌ったオジリナリティ溢れる秀作で、シンプルながら非常に斬新なサウンドを聴かせる。 当初3枚目のシングルA面候補であったが、その後に作られた「フロム・ミー・トゥーユー」の方がヒット性があったため、この曲はB面になったらしい。

この曲もステレオ・ミックスとモノ・ミックスでミキシングが違っている。モノはサビとエンディングのハーモニカがカットされているので、リンゴのドラムが強調されてよりロック色が強い印象を受ける。

小生が初めて買ったビートルズのアルバム『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』に収録されていて、当時この曲の不思議な響きに魅了されたのを覚えている。

作者:P.McCartney - J.Lennon

リード:Jphn,Paul





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