基本データ
脚本
山田 正弘
監督
野長瀬 三摩地
技術監督
高野 宏一
放送日
昭和41年8月21日
視聴率
34.9%
ナレーター
石坂 浩二
ロケ地
神奈川県山下埠頭
神奈川県山下公園
神奈川県塩浜操車場
登場怪獣
ゲスラ
キャスト
ムラマツ隊長
小林 昭二
ハヤタ隊員
黒部 進
アラシ隊員
石井 伊吉
イデ隊員
二瓶 正也
フジ・アキコ隊員
桜井 浩子
ホシノ・イサム少年
津沢 彰秀
チロ
中島 洋
斧山船長
柳谷 寛
ダイヤモンドキック
伊藤 久哉
手下
長谷川 弘
制作№
8
ストーリー
ホシノ君は友達のノブコ、チロと共に日曜日の山下公園にやってきた。
素晴らしい陽気の中、南米航路のコロンビア丸はチョコレートの原料であるカカオビーンズを荷上げ中だ。
3人は双眼鏡でそんな状況を見ていたが、チロが波立つ海面から怪物が顔を出すのを目撃した!
驚いたチロはホシノ君に伝えるが、ホシノ君はホシノ君で全国指名手配の宝石密輸犯ダイヤモンド・キックを見つけてしまっていた。
電話ボックスに手配書が!?
「怪獣を見たんだから科学特捜隊に連絡しないと」チロに言われ3人は公衆電話ボックスへ。 するとボックス内に貼られていたダイヤモンド・キックの指名手配書を見たホシノ君は確信した。 ところが科学特捜隊へ連絡するものの、「密輸犯は警察の仕事だよ」とアラシはまるで取り合ってはくれなかった。
チロの話など聞いていなかったホシノ君であったが、チロからその怪獣の姿を聞いていると、通りかかった斧山というコロンビア丸の船員が、それはゲスラだよと教えてくれた。 ゲスラはカカオの実とカカオにたかる害虫を食べる益獣のトカゲだが、そんなに大きくならないよとチロの話を笑う斧山。
横浜港にゲスラが出現
ところが目の前の横浜港に50mは超える巨大なゲスラが姿を現した!
科学特捜隊に通報が入り、ビートルが横浜港へ向かった。
最近横浜湾に20mを超えるサメが何かに噛まれた痕跡を持って発見されていたが、こいつの仕業だったのか!?
ゲスラはビートル到着前に再び海の中に姿を隠してしまった。
ゲスラはカカオが好きだからと倉庫を覗いたホシノ君たちは、カカオの袋にダイヤモンドを隠しその品を探していたダイヤモンド・キックとその手下に見つかってしまった。 3人は近くの倉庫に監禁されてしまう。
ゲスラは南米産のトカゲだ
ゲスラは普段は大人しいが、大きな音や強い刺激を受けると狂暴化して手が付けられなくなるという。
頭の触覚を取ると死んでしまうが、ヒレには猛毒があるからうかつに触れないと斧山船員は言う。
そして再び出現したゲスラはついにカカオを求め上陸する。
ムラマツたちは神奈川県警のパトカーで現場に移動した。
ゲスラの標的はダイヤモンド・キックらがいる倉庫であった。
ゲスラを目の前にしたダイヤモンド・キックは大慌て、思わずゲスラに発砲してしまう。狂暴化するゲスラ。
その間にムラマツキャップに保護されたホシノ君たちであるが、狂暴化したゲスラがすぐそばに迫る!
その時、ウルトラマンが登場。ムラマツたちが乗ったパトカーを救い出した。
ゲスラvsウルトラマン
港の倉庫街で暴れるゲスラの前にウルトラマンが立ちふさがった。 地上戦はいつのまにか海上に変わり更に激しさを増す。そして激闘の末、触覚をもぎ取られたゲスラの動きが止まり、海中へと沈んでいった。
事件は解決し、密輸犯も無事警察へ引き渡された。
ご褒美のチョコレートに目の色を変えるチロを見て、「ちぇ、ゲスラみたいな奴」と笑うホシノ君であった。
双眼鏡に映ったのは…