基本データ
脚本
藤川 桂介
監督
飯島 敏宏
技術監督
高野 宏一
放送日
昭和41年12月25日
視聴率
35.8%
ナレーター
浦野 光
ロケ地
神奈川県よみうりランド
登場怪獣
グビラ
キャスト
ムラマツ隊長
小林 昭二
ハヤタ隊員
黒部 進
アラシ隊員
石井 伊吉
イデ隊員
二瓶 正也
フジ・アキコ隊員
桜井 浩子
ホシノ・イサム少年
津沢 彰秀
吉村総裁
高橋 正夫
山川博士
可知 靖之
ジェニー
エルビラ・フビ
ジェニーの父
ハロルド・コンウェイ
制作№
24
ストーリー
その日は海底資源の開発を目的とした海底センターの運転が開始される記念すべき日であった。
科学特捜隊のハヤタ、アラシ、イデの3名は、エレベーターに乗って地下深くの海底基地の会場を訪れた。
水深200メートルにある海底センターをパイプラインで結ぶ基地の会場には報道陣はじめ多くの人が集まっていた。
そしてこの会場に200人目として入場した人を海底センターに案内する事が企画されていた。
科学特捜隊は、幸運なゲストと海底センターに初めてスイッチを入れる科学公団の吉村総裁を海底センターに案内するためにやってきたのであった。
会場に大きな拍手が起こり、可愛い金髪の女の子、ジェニーがゲストに選ばれた。
海底センターへ向かうため、フジが操縦する潜水艇S-25にはムラマツキャップ、吉村総裁、ジェニー、ホシノ君が搭乗していた。
艇内から望む海底の景色、様々な魚や海亀、蟹などを見ながらジェニーは大はしゃぎである。
途中、海底に僅かな異変があったが、潜水艇は無事海底センターに到着する。
「おめでとうございます」吉村総裁がメインスイッチを押すと、基地からの通信で歓声が響いた。
記者団を向かい入れるため、フジは再びS-25で基地へと向かった。しかしその直後、海底から巨大なドリルが出現し海底センターが破壊されていく!?
海底センター内では警報音が鳴り響き、ドックが浸水してしまう!
フジは潜水艇からパイプラインの破損を発見したが、既にセンターとは通信不能になっていた。
スウェットスーツ姿のフジ
基地では海底センターを設計した山川博士とハヤタらがセンターの酸素減少を検知、原因を調べていた。 自分の操縦ミスでパイプラインを破損させたと思い悩んだフジが基地に戻ってきた。
科特隊本部を中継してようやくムラマツたちとの通信が可能になった。 ムラマツによると、ドックが何者かによって破壊され船の受け入れが出来なくなってしまったという。 センター内ではジェニーは泣き出し、吉村総裁は冷静さを完全に失っていた。 「この基地を建設した日本の科学を信じてください!」自暴自棄になった総裁をムラマツが説得する。 だが、センター内の酸素は減少を続け、ついにジェニーが呼吸困難に陥ってしまう。 ムラマツは緊急脱出用の酸素ボンベをジェニーに与えた。
海洋研究所から海底探検艇トータス号を調達し、トータス号の排水装置を使って救出する作戦が取られる事になった。 海底センターの上部に溶解装置を取り付ける任務をフジが志願した。 そしてハヤタとアラシはS-25、フジとイデはトータス号で海底センターへ向かう。
2艇が海底センターに到着すると、巨大な海洋生物が現れこちらに向かってくるではないか!?
イルカに似た巨大生物の鼻先には大きなドリルがついている。犯人はこいつだ!!
S-25が怪獣を追った。
八つ裂き光輪を跳ね返す
スウェットスーツに着替えたフジは、イデが開発した強力な溶解装置を海底センターに取り付ける事に成功、そしてトータス号がそこにドッキングする。 しかし、再び怪獣が現れS-25が襲われてしまった! 気を失ったアラシを見て、ハヤタはフラッシュビームを点火した。
海中にウルトラマンが現れると、怪獣はドリルを使って地上へ逃走、陸上での闘いが始まった。
ウルトラマンの八つ裂き光輪が怪獣のドリルで跳ね返される。
怪獣の鋭いドリルがウルトラマンを襲った。
ウルトラマンは厄介なドリルの角を叩き折るとスペシューム光線を発射し怪獣の息の根を止めた。
海底センターから無事救出された4人、「パピィー!」父親に抱き着き喜ぶジェニーだった。
海底センター