基本データ

ストーリー

大田山から怪獣出現!

日本一の埋蔵量を誇った金山から急に金が採れなくなり、多くの学者たちが調査したが原因不明のままであった。 そして今、廃鉱になった大田山から黄金に輝く巨大怪獣が出現した。

科学特捜隊本部に怪獣が出現し室生町が全滅したとの連絡が入った。 その狂暴な怪獣は地底に潜り、人々が避難する先々へ地下から現れるため、被災地は大混乱だという。
イデが設計し、科学センターに制作を依頼していた地底戦車ベルシダーが完成していたため、ビートルにベルシダーを搭載して現地へ向かう事になった。

地底戦車ベルシダー出撃

その頃大田山では再び姿を現した怪獣が防衛隊の攻撃をあざ笑うかのように暴れ回っていた。 そこへビートルが到着し、空からミサイル攻撃を開始、怪獣は山を崩しながら再び地中へ姿を消していった。

上空から人影を発見したムラマツらはビートルを着陸させた。
助けを求めた秋田鉱員によると、金に取りつかれた友人が2日前から鉱内に入ったまま連絡が取れないという。 秋田によると東北東1キロの地点に天然の大洞窟があり、そこに入っていれば生きているだろうと説明した。

ムラマツとイデが乗ったベルシダーは地底探査を開始した。 ベルシダーの3倍の速度で地底を移動する怪獣が探知機に映されていた。
やがて大洞窟にたどり着いたムラマツらはそこで山本鉱員を発見、救助を拒む山本をなんとかベルシダーに乗せる。
「いくら科学特捜隊でも俺のゴルドンに手を出したら承知しないぞ」負傷している山本がわめいた。 山本はこの金鉱の発見者であったが、ゴルドンが金を食べつくしてしまったという。そのためゴルドンの身体は純金で出来ているのだと。
その時、探知機にはこちらに近づくゴルドンの軌道が映し出された!?

金に憑りつかれた山本

そして遂に大洞窟にゴルドンが現れた。
出血多量で錯乱状態の山本は危険な状態であった。早く病院に収容する必要がある。 ベルシダーの光線銃がゴルドンに命中する。
ゴルドンはたまらずベルシダーを叩き伏せると、そのまま地上に現れた。 待機していたビートルが上空からミサイル攻撃をかけるが、ゴルドンには利かない。
「ヤツは地底怪獣だから光に弱いはずだ。着陸してコロナ弾を目に撃ち、出来るだけ近寄って心臓を撃つんだ」 ハヤタの提案で地上攻撃に移る事になった。

地上からのコロナ弾と心臓への攻撃を同時に行うハヤタ、アラシ、フジ。 爆音とともにゴルドンは倒れこんだ。「やった!」
しかし戦闘中にフジが負傷してしまう。 ムラマツらの無事を案じながら、アラシがフジを病院へ運ぶ事に。

その頃、地下ではゴルドンの攻撃を受け故障したベルシダーをイデが修理していた。 何とか回復したベルシダーだが、何ともう1匹ゴルドンがいたのだった!

ゴルドンvsウルトラマン

地上へ脱出を試みるベルシダーがゴルドンの尻尾に巻きつかれてしまう。その衝撃で酸素タンクが破られ、機内の空気が濁り始めた。 意識が薄れる中、ムラマツは地底魚雷のスイッチをひねった。 攻撃を受けたゴルドンが地上に現れると、ハヤタはフラッシュビームを点火した!
暴れ回るゴルドンにウルトラマンが襲い掛かる。 激しい闘いの末、遂にゴルドンを倒したウルトラマン。 そのまま地底に入り、ベルシダーの救出に成功する!

朦朧とする意識の中、立ち去るウルトラマンを窓越しに見ながらムラマツとイデは助かった事を確信した。

黄金怪獣ゴルドンの死体からは150tの純金が採れた。 科特隊は全滅した室生町の復興資金としてその金を町に進呈したという事である。