ゲット・バック/ドント・レット・ミー・ダウン
Get Back/Don't Let Me Down

(シングル)


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プロデュース:ジョージ・マーティン

Apple Revel 1969.4.11


シングル解説

ヘイ・ジュード」に続き1969年4月11日、約7ヶ月ぶりに発表された英国における通算19枚目となるオリジナル・シングル曲。 イギリスでは6週連続1位、アメリカでは5週連続1位を獲得。B面の「ドント・レット・ミー・ダウン」の全米チャート最高位は12位。 このシングルはアメリカで200万枚以上、全世界では1,000万枚を売り上げた。

2曲ともCD編集アルバム『パスト・マスターズVol.2』で聴く事が出来る。 A面の「ゲット・バック」は別アレンジでアルバム『レット・イット・ビー』にも収録されている。 B面の「ドント・レット・ミー・ダウン」は70年の米国編集アルバム『ヘイ・ジュード』に収録された。


NME(英):6週連続1位
ビルボード(米):5週連続1位
キャッシュボックス(米):5週連続1位

小生の好き度

★ ★ ★ ★ ★

当初発売予定だったライブアルバム『ゲット・バック』に先行して69年4月11日に発表されたビートルズ19枚目のシングル曲。 イギリスでは6週連続1位、アメリカでは5週連続1位を獲得した。

69年1月30日にアップル・ビルの屋上で行われたルーフトップ・コンサートのメイン曲として演奏されたポールの作品。 結局「ハロー・グッドバイ」から4枚連続でポールの曲がシングルA面を飾る事になった。 リードボーカルはポール、息の合った低音のハーモニーはジョン。 歌詞に出てくる“ジョジョ”はジョンの事といわれているが、「元いた場所に帰れよ」はジョンともヨーコとも取れる内容。

リンゴの大迫力3連ドラムが素晴らしく、この典型的なオールド・ロックをグイグイ引っ張っている。 リードギターはジョンの演奏で、半音チョーキングを多用した乗りのいいギターソロを2回聴かせる。 ビリー・プレストンが弾くエレクトリックピアノもカッコ良く、ドライブ感溢れるソロを聴かせる。この曲は特別に"The Beatles With Billy Preston"とクレジットされた。 シングルバージョンはアルバムバージョンと同じ69年1月27日のスタジオでのセッション・テイク。アルバムバージョンよりボーカルのエコーが強めだ。 また、曲が終わった後に再び演奏が始まりそのままフェイドアウトして終了するのは翌日28日のスタジオテイクから編集している。

アップル・コア屋上でのライブではリハーサルを含め3回演奏され、最後は通報を聞いて駆けつけた警察官にジョンとジョージのギターアンプの電源を切られ、ベース、ドラム、キーボードのみしか聴こえない演奏になったそうである。 この演奏は『ビートルズ・アンソロジー3』に収録されている。

作者:J.Lennon - P.McCartney

リード:Paul


シングル「ゲット・バック」のB面に収録されたジョンの作品。

オノ・ヨーコに捧げたブルース調のラヴ・バラードで、映画『レット・イット・ビー』では2人がこの曲の演奏に合わせてワルツを踊っている。 ジョンのシャウトするリードボーカルとポールの高音のハーモニーが絶品の愛の唄である。 “ゲット・バック・セッション”におけるスタジオ録音で、「ゲット・バック」同様、ビリー・プレストンがエレクトリックピアノを演奏している。 エンディングではソウルフルなソロを聴かせる。

ルーフトップ・コンサートでも演奏され、そのテイクは2003年の『レット・イット・ビー...ネイキッド』に収録されている。

作者:J.Lennon - P.McCartney

リード:John





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