基本データ
脚本
山田 正弘
監督
野長瀬 三摩地
技術監督
高野 宏一
放送日
昭和41年9月11日
視聴率
39.5%
ナレーター
石坂 浩二
ロケ地
東京都渋谷公会堂
山梨県河口湖
山梨県西湖
登場怪獣
ガボラ
キャスト
ムラマツ隊長
小林 昭二
ハヤタ隊員
黒部 進
アラシ隊員
石井 伊吉
イデ隊員
二瓶 正也
フジ・アキコ隊員
桜井 浩子
ホシノ・イサム少年
津沢 彰秀
山岳少年団長 武
山村 哲夫
団長補佐 敏夫
佐藤 英明
制作№
9
ストーリー
台風13号は伊豆半島を直撃し、町を洪水が襲うなど大きな傷跡を大地に残した。 山岳少年団がキャンプしている河口湖の高原少年団キャンプ場も食料が流されてしまった。
翌日、台風が去ったキャンプ場では橋が流され陸の孤島になってしまった事を知った。 町からの食糧補給が絶たれたため、少年団の団長武君と団長補佐の敏男君は自転車で山道から宇浪里町へ向かう事になった。
ちょうどその頃、復旧作業中であった宇浪里町は地底から現れた怪獣ガボラの攻撃を受けていた。 ウラン鉱山の町は大騒ぎになり、科学特捜隊に救援を要請した。 ウラン235が好物のガボラは放射能光線を吐くウラン怪獣で、宇浪里町を破壊した後、ウラン貯蔵庫がある隣町の安部町を目指し進んでいた…
宇浪里町に出現したガボラ
科学特捜隊の5人とホシノ少年は専用パトロール車で現地に向かった。
ガボラが放射能光線を吐けば町は壊滅してしまう!
対策会議が行われ、安部町の侵入を阻止するためにガボラを町から離す作戦がとられることになった。
火炎放射隊の火炎攻撃により、ガボラの進路を変えさせることに成功するが、今度は少年団のバンガローがある河口湖へ向かって進み始めた。
ハヤタの提案で、ウランを使いガボラを30キロ離れた山の中へ誘導する作戦が計画された。
その頃、武君と敏男君は台風の影響で土砂だらけの道なき道を進んでいた。
だが、突然道が崩れ、武君が崖に転落してしまう!
敏男君は足を負傷した武君をかばいながら再び山道を歩き始めた。
ガボラを誘導するヘリ
ハヤタが乗るヘリコプターにはウランの入ったカプセルが吊るされた。飛行を開始すると機内にはフジとホシノ君がちゃっかり乗り込んでいた。
ヘリがガボラに近づくと、ガボラはカプセルに誘われてヘリを追い始める。
ヒレを開き目の前のウランカプセルに襲い掛かかるガボラ。
誘導作戦は成功だ!
ところが町から27キロ離れた地点に来た時、フジが山中の少年2人を発見する。武君と敏男君だ!
一旦ヘリを着陸させフジとホシノ君が2人の救出に向かった。なんとか2人をそばの岩陰に隠れさせた。
ハヤタは再びガボラに向かい、目的の30キロ地点までの誘導に成功する。 しかし、カプセルの切り離しが出来ない!! 故障か!?
腹をすかしていたガボラはついにヘリへ襲いかかった。
フジたちの目の前でヘリは大破し墜落!!
ヘリから放り出されたハヤタはベータ・カプセルを掴み、ウルトラマンに変身した。
放射能光線を吐くガボラ
ガボラとウルトラマンの戦いが始まった。
ガボラの吐く放射能光線をよけるウルトラマン。
両者の激闘が山岳地帯の森を震わす。
ウルトラマンはガボラの首の廻りの大きなヒレを次々と引きちぎった。
断末魔の叫び声を上げながらガボラは遂に力尽きた。
フジらの前にハヤタが現れた。 武君と敏男君は無傷のハヤタの姿を見て驚くばかりである。 そして科学特捜隊専用パトロール車で無事山岳少年団に食料を届ける事が出来たのであった。
キャンプ中の山岳少年団